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Runaを解説します
Koki Muramoto
2025/9/21
Runa_v3

2025年に開発され、Japan Open、世界大会を戦ったPyLoT RoboticsのRunaについて解説します。
アルミフレームとMDFをベースとしており、軽量で改造がしやすいです。
3Dプリンターパーツでの設計も行なっています。
全体像

アルミフレームを基盤として、低重心な構造に設計しました。
バッテリー、回路は階層の一段目にほとんど置き、ノートパソコンも二段目の低い位置に置きました。
センサーの構成は以下のようになっています。
・RealSense D455
・RealSense D435
・Hokuyo UTM-30LX
・Livox Mid-360
さらに、1軸の昇降機構、6軸のマニピュレータにより広範囲のマニピュレートができるような設計となっています。
下部

バッテリー、電源回路、Mid-360などが配置されています。
バッテリーはmakita battery 99Wを二つ並列に搭載し、バッテリー容量を増やせるようになっています。 またダイオードでの電源遮断機能がついています。
マニピュレータ

Dynamixelを使用した6軸マニピュレータとステッピングモータを使用した昇降機構で構成されています。
高い机や棚にあるオブジェクトにもアプローチでき、移動時は収納できるようになっています。
上部

RealSense D455とヘッドディスプレイが搭載されています。 それらはDynamixelで構成されたPan/Tilt機構によって上下左右の自由度を持ちます。
また非常停止ボタンが背中に当たる位置に搭載されています。 高い位置にあり、様々な角度からアクセスする事ができます。